かってに漫画レビュー

漫画を勝手に分析したり考察したりして感想を書いていく予定です。

【漫画レビュー】ゴブリンスレイヤー 9巻

ゴブリンスレイヤー 9巻より

f:id:gaucheblog:20200409083501j:plain

8巻までのあらすじ

冒険者たちがギルドで依頼を受けて魔物退治などをするようなファンタジー世界。

そんな世界でひたすらゴブリンばかりを狩り続ける「ゴブリンスレイヤー」。

最初は一人で戦っていた彼もなんやかんやで仲間ができました。

 

9巻のあらすじ

ゴブリン退治で行方不明となった令嬢剣士を救出するべく、北方の雪山に向かうゴブリンスレイヤー一党。そこでは、かつてないゴブリンの脅威が胎動しつつあった。雪と血煙の舞う、新たな死闘が始まる――!!  原作者・蝸牛くも書き下ろしSSも収録!! ebookjapan作品紹介より

登場人物

ゴブリンスレイヤー 9巻より

f:id:gaucheblog:20200409083540j:plain

ゴブリンスレイヤー

子供の頃、ゴブリンに故郷を襲われ家族を殺されたことから、復讐に燃えるゴブリン絶対殺すマンと化した冒険者

ゴブリン退治の依頼ばかりを受けることから「ゴブリンスレイヤー」と呼ばれることになり、冒険者ギルドからその功績が認められ、それなりの等級が与えられている。

だが、一般的には最弱モンスターと位置付けられているゴブリンばかりを相手にしているので陰口を叩かれている。

 

 

ゴブリンスレイヤー 9巻より

f:id:gaucheblog:20200409084229j:plain

ゴブリンスレイヤーの仲間たち

左から女神官、森人(エルフ)、蜥蜴人(リザードマン)、鉱人(ドワーフ

というバラエティ豊かなパーティーです。

※手前で背中を向けているのがゴブリンスレイヤー

 

 

ゴブリンスレイヤー 9巻より

f:id:gaucheblog:20200409084602j:plain

令嬢

今巻が初登場。この子を助けるのが今シリーズの目的ぽい、が無事なんでしょうか。

 

感想

初期設定がいいので読めるんですが、正直だいぶダレてきた感があります。

原作がどうなってるかわかりませんが、新しい展開に進まないとキツいかなぁと思いながら読んだ今巻です。

 

今回の依頼は

冒険者になった後、消息を絶った令嬢を捜索してほしい」という依頼を受けたゴブリンスレイヤー

もちろんそれだけで動くゴブリンスレイヤーではございません。

その令嬢が最後に受けた依頼がゴブリン退治だったのです。それなら放ってはおけませんね。

依頼主としては令嬢を助けてほしいというのが依頼の目的であって、ゴブリンを殺すかどうかは関係ないと思うのですが、ゴブリンスレイヤーはそういう次元で物事を見ていません。

ゴブリンスレイヤー 9巻より

f:id:gaucheblog:20200409083621j:plain

いずれにせよゴブリンを殺す、そういう依頼だ

 

村でゴブリンとの戦闘

とまぁそんなこんなで雪山に訪れたゴブリンスレイヤーといつもの仲間たちですが、そこでゴブリンに襲われている村を発見します。

なのでゴブリンを殺すついでに村人を助けることにします。

とは言うものの割と今回は人助け感が強いです。

ゴブリンスレイヤー 9巻より

f:id:gaucheblog:20200409085034j:plain

わかりにくいかもしれませんが、

「薬を寄こせ」と言われるのかと思ってビクついていた村長が

「あれ?うちらの治療をしてくれるの?」とビックリしてるといういい話です。

そもそもゴブリンに故郷の村を滅ぼされたことからゴブリンスレイヤーになったわけで、ゴブリンを殺すだけじゃなくちゃんと村を救うことも考えてるんですよね。

「あの頃こんな冒険者がいれば」なんて考えたりしてるのかなと思うと泣けてきます。

ゴブリンスレイヤー 9巻より

f:id:gaucheblog:20200409090356j:plain

 

ゴブリンの巣穴へ

その後、ゴブリンの巣穴に乗り込みます。

とそこで戦闘となるのですが、ここで

「いつもと違う」といういつものパターンがはじまります。

ゴブリンスレイヤー 9巻より

f:id:gaucheblog:20200409083659j:plain

そしてまた裏でゴブリンを操っている大物がいるというフラグが立ちます。

 

 

で、令嬢の過去シーンが入って9巻終了です。

うーん、やっぱりいつものパターンになりそうですね。

頼れる仲間ができるのはありがたいことなのですが、ゴブリンスレイヤーは陰口を叩かれたりバカにされたりしないと活きないと思います。

物言わぬゴブリンが敵な分、人間の側にヘイトを溜めるざまぁ要員がほしいものです。