かってに漫画レビュー

漫画を勝手に分析したり考察したりして感想を書いていく予定です。

【漫画レビュー】転生したらスライムだった件 14巻

出典:転生したらスライムだった件 コミックス14巻より

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13巻までのあらすじ

通り魔に刺され死んだ主人公は、ファンタジーの世界で最弱モンスターのスライムに転生。

しかし色々なスキルを与えられチート状態に。

スキルを使い仲間を増やし、「テンペスト」という国を作り周辺国と交易を行うようになったところ、それを快く思わない「ファルムス王国」が、主人公不在の隙をついてテンペストを襲撃。

主人公が辿り着いたころには多くの仲間たちが犠牲となっていた。

絶望に打ちひしがれる主人公だったが、魔王誕生の際に死者が蘇生したという昔話を聞き、自らが魔王になることを決意する。

丁度その頃、ファルムス王国は2万人の軍隊を差し向けてきていた。

 

14巻のあらすじ

 ebookjapan作品紹介より

シオン達の蘇生に必要なのは、多量の人間の魂を生け贄(ルビ:ヨウブン)とした自身の魔王化だった。自らの甘えが招いた事態に収拾をつけるべく、一人敵地へ飛び立つリムル。そこで待つのはファルムス王国連合軍、その数二万。今、ファルムス軍にとって短くて長い、悪夢が始まる――。

 

登場人物

出典:転生したらスライムだった件 コミックス14巻より

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リムル=テンペスト(三上悟)

異世界人。人間からスライムに転生した主人公。

最弱モンスターのはずだが転生した際に色んなスキルを与えられチート状態に。なろう系漫画あるあるだがズルすぎる。

食った者の姿に擬態できる能力があり、普段は人間の女の子の姿で生活している。

 

 

出典:転生したらスライムだった件 コミックス12巻より

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異世界人の3人組

 左から橘恭弥(タチバナキョウヤ)、水谷希星(ミズタニキララ)、田口省吾(タグチショウゴ)

異世界人で、ファルムス王国によりテンペストに遣わされた襲撃者。

異世界人は転移する際に特別なスキルが与えられるとのことで強い奴が多い。

12巻から登場してヘイトを溜めまくったクズども。

 

 

出典:転生したらスライムだった件 コミックス12巻より

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ラーゼン&フォルゲン

こんなヤツラいたっけ?と思いましたが12巻で3ページだけ出てきてました。

左がファルムス王国の王宮魔術師長のラーゼン

右がファルムス王国の王立騎士団団長のフォルゲン

今巻で強敵感をガンガン出して来ますが主人公の前にはただの「かませ」です。

 

 

出典:転生したらスライムだった件 コミックス14巻より

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エドマリス王&レイヒム

右がファルムス王国の王様エドマリス王で、

左が西方聖教会の大司教レイヒムです。

エドマリス王は自国の利益のために、

レイヒム(西方聖教会)はそもそも魔物の殲滅を教義としているため

テンペストに攻め込むことを決めた張本人たちです。

本人たちの出番はあまりなかったのですがヘイトはきっちりと溜まっているので

ざまぁ展開は見どころです。

そしてそれは次巻にも続きそうなので楽しみです。

 

感想

今いちばん続きが楽しみな漫画でした。

予想どおり前巻でヘイトを溜めまくった敵を懲らしめるスカッとする巻となっています。

 

まずはクズ3人組との戦い

主人公の部下たちが戦います。

12巻で登場して以来、溜めに溜めまくったヘイトはこの時のために!とばかりのざまぁ展開です。

男性2人は戦闘シーンの中にも様々なヘイト、様々なフラグを立ててくれます。

出典:転生したらスライムだった件 コミックス14巻より

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ひゃっはははぁ!!馬鹿がまた騙されやがったぜ

出典:転生したらスライムだった件 コミックス14巻より

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ははははッどうしたどうした!?手も足も出ねぇじゃねーか!!

教科書に載せたいレベルです。

女の子があっさり死んでしまったのは残念ですが、

恐らく主人公側が女の子をいたぶるという正統派漫画のタブーを侵せなかったためかと思われます。残念。

まぁ基本的に明るい漫画ですからね。しょうがないね。

 

主人公無双

死んだ仲間たちを生き返らせるために

しょうがなく2万人を殺さなきゃいけないため

本当は殺しなんてやりたくない(というキャラ設定の)主人公が

敵国の兵士たちを殺しまくります。

正統派主人公でもこういう理由があれば殺しも許されるのです。

逆に「不殺」を貫かれる方がイライラしますね。

出典:転生したらスライムだった件 コミックス14巻より

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神聖なる力の前には如何なる攻撃も無力であると敵に知らしめるのだッ

名もないモブ敵ですらヤラれる前にはいいフラグを立ててくれます。

 

「しょうがなく」とは言うものの

何の罪もない主人公の国(魔物の国)を滅ぼそうとする軍隊。

振りも利いているため殺戮シーンはスカッとします。

(もっとも兵士たちは主人公たち魔物を悪い存在と信じ込んでる人もいるだろうし、そもそも命令であって個々人の意思ではないのでしょうが)

 

エドマリス王

今回の元凶であるファルムス王国の王様がうろたえまくります。

それでもちゃんとすばらしいフラグを立ててくれるのはさすが王様ですw

出典:転生したらスライムだった件 コミックス14巻より

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さて、このあと王様はどうなってしまうのか。

 

ハーベストフェスティバルへ

2万人のファルムス兵を殺したことにより、タネノハツガに必要なヨウブンを獲得したため、ハーベストフェスティバルが開始されることになり、スリープモードの比じゃない眠気に襲われる主人公。

出典:転生したらスライムだった件 コミックス14巻より

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厨二心をくすぐるワードのオーバーシュートに僕の心もロックダウンしそうです。

何はともあれ魔王への進化が始まり、その際主人公は眠ってしまうそう。

このピンチに新しいキャラクターが登場します。

また強い味方が増えたよw

 

14巻は以上です。

魔王への進化とエドマリス王たちの処遇は次巻に持ち越しです。

果たして仲間たちは無事に生き返ることができるのでしょうか。まぁできるでしょうね。