【漫画レビュー】ゴールデンカムイ 21巻
ゴールデンカムイ 21巻より
20巻までのあらすじ
日露戦争後の北海道。
戦場で「不死身の杉元」と呼ばれた杉元佐一と、アイヌの少女アシリパの2人は、「のっぺら坊」が隠した金塊を探し、争奪戦に巻き込まれる。
その後、網走監獄に収監されている「のっぺら坊」に話を聞くドサクサで、アシリパと離れ離れになってしまった杉元は、アシリパを追って樺太へ。
樺太で再開した2人は、北海道へ戻ることに。
21巻のあらすじ
「あばよロシア!!」 無事、再会を果たした杉元とアシリパ+白石。一行は、北海道に帰還するべく樺太を南下する。樺太を経たアシリパの胸には、これまでとは異なる想いが芽吹き始め、二人は、逢えなかった期間「相棒」同士の僅かな相違を感じる。そして、谷垣チカパシにも新たな兆しが。突然の市中射撃戦、活動写真化、土方鶴見の頭脳戦!! 衝撃×笑劇の樺太交差点、第21巻ッ!!!!!!! ebookjapan作品紹介より
登場人物
ゴールデンカムイ 21巻より
杉元佐一(すぎもと さいち)
日露戦争で活躍し「不死身の杉元」と呼ばれた。
普段は心優しい好青年かと思いきや、容赦のない冷酷な戦いっぷりが魅力。
ゴールデンカムイ 21巻より
アイヌの少女。金塊の隠し場所の鍵を握っているため争奪戦の中心となる。
ゴールデンカムイ 21巻より
白石由竹(しらいし よしたけ)
入れ墨の入った脱獄囚の一人で杉元らと行動をともにする。
感想
今巻も笑いあり、涙あり、そして狂気ありと感情の落差が激しい巻となっております。
どれもレベルが高く、本当に飽きさせない漫画です。
ネタバレにビビって未読の人には意味のわからないレビューになってると思います。
是非漫画を読んで私の感想と比べてみてください。
謎の狙撃兵との戦い(201~203話)
アイヌの食べ物を紹介することでも話題のゴールデンカムイですが、
今巻も美味しそうなアイヌ料理が登場します。
ゴールデンカムイ 21巻より
・・・
しかしそんな幸せな時間も束の間、
白石が何者かに狙撃されてしまいます。
逃げるために機転を利かす白石ですが、
ゴールデンカムイ 21巻より
果たして白石は無事に逃げることができるのでしょうか。
シネマトグラフでアイヌの昔話を記録しよう(204~206話)
活動写真家を助けたことによりアシリパさんの提案でアイヌの昔話を撮影することに。
ゴールデンカムイ 21巻より
アシリパ監督の熱血指導のもと撮影が続くのですが、なかなかうまくいきません。
ゴールデンカムイ 21巻より
パナンペ・ペナンペ物語はほぼすべて下ネタである
どんな物語なのかは是非自分で読んで下さい。
今回はギャグ回かなと思いきや、ここからいい話になっていくのがすごいんですよね。
下ネタからホッコリまで振り幅がでかすぎます。
そしてそれがお互いをジャマしないでどっちも楽しめますからね。
一方、鶴見中尉と土方歳三の騙し合いがスゴイ(207~208話)
どんな騙し合いかは説明するのがめんどくさいのですが、とにかく予想外の展開のラッシュが続きます。
両者とも頭が良いだけでなく、板挟みになった人物への容赦のなさも魅力ですね。
ケソラプ(209話)
そんな狂気回の後に、涙腺崩壊回がやってきます。
言葉にすると野暮なので是非読んでみてください。
甘い嘘(210話)
とそんな涙腺崩壊回を挟んで今巻最大の狂気回がやってきます。
もう無茶苦茶だよ
最近忘れてたけどコイツはこんなヤツだった、、、
怒りのシライシ(211話)
白石がほんとにいい奴です。
最初登場した時は全然予想もしてませんでしたが。
死なせないでほしいものです。
ゴールデンカムイ 21巻より
そして新たな展開に突入するようです。
21巻は以上です。
のっぺら坊と会った時は、そろそろクライマックスかなと思ってましたが、
そこからだいぶ進んで、さらにまだ続きそうなので嬉しい次第です。